ニューオーリンズ・ホーネッツの今後

D.メイソンの骨折により、プレイオフへの進出は厳しい状況になっている。
それでも、D.ウェスト、T.チャンドラーらを上手く活かすC.ポールを中心として粘って耐えて何とか進出を狙っている。今シーズン1ゲームしかホーネッツのゲームは見ることができていない。それもC.ポールがケガで欠場中というゲームだった。

個人的には今シーズンは仕方ないのかなと思っている。何しろ前半戦でP.ストヤコビッチ、C.ポールはもちろん、スターティングファイブのうちシーズン通して出場しているのはおそらくT.チャンドラーのみ。こんなにけが人が多いシーズンではやっぱり勝てないということだと思う。
できれば、C.ポールはこのままホーネッツでもう数シーズン過ごしてもらいたい。ホーネッツは選手の定着が悪いのが課題ではなかろうか。C.ポールは間違いなくNBAでもトップクラスのPGになれる素質を持っていると思うので彼を中心にぜひチームづくりを進めてほしい。


一方、C.ポール以外に気になるPGがあと2人いる。一人はユタ・ジャズのD.ウィリアムズでもう一人がデンバー・ナゲッツのS.ブレイク。
二人とも(ポールも含めて3人とも)若手で才能あふれる選手たちだと思う。この中でブレイクは頭一つ出遅れている感はあるけれど、あのナゲッツにあって何とかPGを務めているあたり今後伸びる可能性は高いのではないか。
3人それぞれ持ち味は違い、もっともオーソドックスなPGを体現しているのがC.ポールか。
D.ウィリアムズは点も取れてパスも供給できる最近主流のPG。ジャズはよくぞストックトンの後継者をこうも早く見つけたものだと感心してしまう。
ブレイクははっきり言って得点能力は低い。というより、あまりシュートを打ちにいかないようだ。というのも、チームに二人もポイントゲッターがいれば確率を考えてそちらを活かすのは当然なんだけどアシストが多いかというとそうでもない。ただ、僕が見た限りブレイクの運動量は豊富でポッと空いたときに放る3ポイントは綺麗に決まる。この辺に僕は惹かれている。


不思議なのはブレイクが所属するナゲッツ。A.アイバーソン、C.アンソニーが居てM.キャンビー、JR.スミス、N.ヒラリオがいる。そのチームがなぜ低迷しているのか。A.Iの加入が若干のカオスをもたらしているのか、他に問題があるのかそれは分からないが、ブレイクのアシスト数と関係がありそうな気もしてならない。


最後に、トロント・ラプターズが地区優勝にはまったくもって驚いた。