島根県知事選と県議選

昨日は島根県でも県知事選と県議選が同時に実施されました。


立候補者は「溝口善兵衛氏(61):無・新」と「小笠原年康候補(53)共産・新」の一騎打ち。
県知事選は正直なところ、誰が考えてもそうだろというところで落ち着き、開票率0.3%の段階で当確が出てました。
対立候補が人は良さそうなんだけど頼りなさそうな印象でしかも共産党。妻は新聞か何かを読んで「溝口さんて人は目標が細かく出てたけど、小笠原さんは大雑把だった」と漏らしていて、あぁ目標の具体化というのは案外に女性にメリットがあるのかもしれないなと感じた。残念ながら僕はその目標を目にしてないのだけど、おそらくは具体的な数値目標だったりするのだろう。
こうしたブレイクダウンというのは僕の仕事に関しても必要だとは思いつつ、後回しにしてしまいがちなところもあり、妻のもらした一言で反省。

結果的にはふたを開けるまでもなく、勝敗は決してたというのが僕の率直な印象。


そういうわけで、溝口さんについてはあまり勉強してなかったもので今朝からググってみたらなかなか派手な経歴の持ち主のようで良いのか悪いのか「ミスター・ドル」の異名をお持ち。
道路、港湾、橋梁等の土木型公共事業を引っ張ってきた島根県において、旧大蔵省現財務省官僚出身の溝口氏がどのような県政を敷くのか、非常に関心が高まりました。
個人的には、高齢化と人口減少のダブルパンチで今後さらに痛手となるであろう医療費をどうするか、その対策の一つとしての県民の健康づくりをどうするか。
全国的にも有名になったであろう隠岐(離島)の医師不足。特に産科医の不足はどうなるのだろうか。


ちなみに、隠岐と一口に括っても実際には有人島は四つあり、そのうち最大の島である島後には現在約17,000人が暮らしています。島前と呼ばれる3島を加えるとおよそ25,000人ほどにはなる。
これだけの規模の地域に産科医が一時的にいなくなったことは記憶に新しいかと思う。


ひるがえって県議選。
僕の選挙区では議席1に対し立候補が2という構図。
無投票の選挙区が県内にもいくつかあったことからすれば、まあ良いかなと。
結果的には新人がかろうじて当選。
さてさてどうなるのか。


ちなみ、松江市の選挙区から女性が2名当選したため久しぶりに島根県議会に女性議員が復活するらしい。
まちづくりだとか地域活性化だとかの現場でいつも思うのはつくづく男が多いなということ。
それが良い悪いではなく、男性が多い。もちろん女性の団体もあり、女性が元気な地域もあるのだけど。


これからの島根県地方分権が進む中でどうやって生き残っていくのか。
新しい知事と新しい県議と県民の意識にかかっているのかな。