参院選
自民党はたしかに危機感を持っている。そう感じた出来事がこの前あった。
ここ島根県は自民党王国。それは自他共にみとめるところだろう。
県内市町村の多くが公共事業(土建)で持っているのが現状だろう。
が、島根県のここ数年の普通建設事業費の推移を見ると、とんでもないことが起きていることが良く分かる。
平成14年度を100%とすると、平成19年度には48.4%にまで落ち込んでいる(年度当初予算ベース)。
金額にすると、平成14年度が約2170億円だったものが平成19年度当初予算では約1050億円。
ここ数年で建設業がどれだけ苦境に立たされているかは、単純にパイが半減したということだけでも推測できるだろう。
東京や愛知など都市部では経済は上向きになり、景気回復など謳われているが、地方はどうか。
明らかに立ち遅れている。
そして、この間政権を担っていたのは、かつての農山漁村の代表となっていた自民党。
県民の間にどれくらいの不満がたまっているのかは分からないけど、自民党が政権を握っていて経済状況が良くならないという現実に対してどう考えるのか。
こういったことから自民党に危機感は募っているらしい。
島根で立候補したのは以下の3人。
・景山俊太郎氏(63)=党参院筆頭副幹事長
・後藤勝彦氏(39)=党県委員会書記長
・亀井亜紀子氏(42)=党県参院第一支部長
実質、景山さんと、亀井さんの一騎討ち。
で、県議さん曰く世論調査?では少し前は景山さんが亀井さんを圧倒していたらしいが、最近の調査ではかなり均衡してきたとか。
実際、どちらが勝つか、今回ばかりは読みにくいな。
普通に考えれば、そうは言っても自民党勝利だと思うんだけど、経済が回復していないのに加えて年金問題なんかで火を噴いて逆風状態なので、どうなるか。
ただし、問題は仮に自民党が失策続きだとして、じゃぁ民主あるいは国民新党となるかと言うと・・・。
その点で言うと、亀井さんは旧自民党亀井久興氏を父に持つので基盤的にまったく脆弱じゃないところが自民党の危機感を煽っているんだろうか。
さて、誰に投票しようか。