素直には喜べない

石見銀山世界遺産に登録されたというのに、ネット上でのスルーッぷりには涙がこみ上げてくる思いで一杯だ。

僕自身、素直には喜べないんだけど。

あまりにも観光振興への期待が高すぎるんじゃないかと思う。

世界遺産として見にくる観光客が増えるだろう。いい人ばかりが来るのか?
ゴミも一緒に増えるんじゃないのか?

一度来てしまったら満足・不満足してもう一度来てみたいと思えるものなのか?
一見さんでいいというスタンスではもって10年じゃないのか?
何度も何度も来てみたくなるような仕掛け、受け皿は用意できているのか?

課題は山積み。

そもそも、島根県内の市の中でも人口規模が小さく、大学(農業大学校はあるが)もないため19歳〜20代くらいの人口が極端に少ない大田市保全のための経費を年々負担していけるのか?
地元の人間がもっと石見銀山を知ることが大事なんじゃないのか?


嬉しくないわけじゃないが、本当にこれが大田市にとって良かったかどうかは10年後に分かるのかなーという気がする。

でも、登録に向けてがんばったであろう大田市職員、島根県職員、近藤全権大使、そして大田市民にはお疲れ様でした&おめでとうございます、と心より申し上げます。


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